Blues' notes

ロンドンの青いフットボールクラブ、チェルシーの試合やニュースについて思うままに書いてます

第3節 vsニューカッスル(A)

[試合結果]

チェルシー 2 - 1 ニューカッスル

アザール(P) 76'  ジョセウ 83'

OG 87'

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[感想]

ホームにも関わらず5-4-1でバスを停め、ロンドンの個の力に攻撃を託す割り切った戦術を敷いてきたニューカッスル。それに対し80%近いボールポゼッション率で試合を支配するチェルシー。主審の微妙な判定と相手の荒さも相まって非常にフラストレーションが溜まる試合になりました。

 

失点する雰囲気は無く、「いつ決めるか」が争点だっただけにPKでの先制点でサポーターは安堵したはず、、、

 

しかしその数分後、前節同様クロスから失点し再び地獄に突き落とされました。

 

これは勝ち点落としたか…と思った矢先にアロンソのシュートから生まれたOGで突き放し、なんとか勝ち点3をゲット。またも2ゴールに関わる活躍のアロンソは間違いなく今季のキーマンになりそうです。

 

[選手評価]

ケパ 5

アスピリクエタ 6

リュディガー 7

ダビド・ルイス 5

マルコス・アロンソ 7.5

カンテ 6.5

ジョルジーニョ 8

コバチッチ 7 → バークリー 5.5

ペドロ 6 → ウィリアン 6

モラタ 6 → ジルー 6

アザール 8

 

サッリ監督 6

 

MOM ジョルジーニョ

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ケパ 5

止めるのは難しかったが、失点シーン以外に相手の決定機がなかった

 

アスピリクエタ 6

常に集中していたし、前節に比べ攻撃への関与も増えた

 

リュディガー 7

守備の競り合いはほぼ完璧。

よく見ると大ピンチを未然に防ぐシーンが多い。

モラタ、アザールへの鋭いパス、バーに当たるシュートなど攻撃への意識も高かった。

 

ダビド・ルイス 5

失点時の対応は、ジルーへの肘打ちが見逃されたとは言え軽率過ぎた

 

マルコス・アロンソ 7.5

裏を取られるリスクがなく安心して攻撃参加できた中で2得点に関与。

インナーラップとキック精度は大きな強みになる。

レアル、アトレティコからの興味が報じられているが、放出するわけがない。

 

カンテ 6.5

守備負担が軽減されたため昨季よりも目立たなくなってはいるが、ボール奪取の巧さと運動量はこの試合も健在。

ミドルを打てれば…というシーンは多い

 

ジョルジーニョ 8

相手選手全員のパス数を1人で超える圧倒的な本数のパスを通した化け物。

自分がテレビ越しに俯瞰で見ていて、「出せる」と思った時にはもうスルーパスを出している。

味方へのコーチングで挟み込むなど、守備でもかなり効いていた。

公式のMOMはアザールだが、個人的にこの試合のジョルジーニョは凄かったと思う。

 

コバチッチ 7

ジョルジーニョのマークが分散しているのはやはりコバチッチからもパスを配給できるからというのが大きい。

彼が上がった後方で穴を埋める動きなども器用にこなしていた。

 

ペドロ 6

ペナ近くで打てる機会が少なかったので、34、35分に立て続けに来た決定機のどちらかは決めたかった。

 

モラタ 6.5

ポストプレーは良かったが、動き出しの少なさが目につく。

アザールジョルジーニョが出してから寄ってくるシーンも多く、備えが足りない印象。

 

アザール 8

圧倒的なキープ力と打開力で、ジョルジーニョと並びピッチ上では次元の違うプレーを見せた。

これでもまだトップフォームではないと考えると恐ろしい。

 

バークリー 5.5

可もなく不可もなしという印象

 

ウィリアン 6

FKから決勝点を演出。

カウンターの意識も◯

 

ジルー 6

高さを活かした落としから決勝点 

 

サッリ監督 6

アザールを交代させなかった判断は結果的に当たりだった。

守備を早く仕込んでほしい。

 

[総評]

プレミアでは勝ち目の薄い相手に対し5-4-1あるいは4-4-2で露骨に引いてくるチームが多く、そういった試合で勝ち切れるかが順位を左右します。

 

自分は格下に引かれた試合で閉塞感を感じる原因は裏抜けとミドルシュートの少なさだと考えています。

 

コンテの時よりも前線から降りてきて受けるプレーで相手のディフェンスに綻びを生む狙いは見えますが、ペドロとバークリー以外の選手の裏を狙う回数は依然として少ないです。

 

また、ミドルシュートが少なく、観客に「SHOOOOOT!!」と言われて初めて打つシーンが目立ちます。

 

長年エッシェンランパード、ラミレスらミドルの名手を見てきたサポーターが最も閉塞感を感じているポイントはこれだと思っています。

 

今いる選手でミドルが上手いのはペドロとルイスですが、インサイドハーフの選手が打てるようになると得点やCKが増えると思います。

 

次節はボーンマス

エディ・ハウ監督はボールを持つチャレンジングなサッカーを志向していますが、チェルシー相手には流石にエースのカラム・ウィルソンを残して引いてくる可能性はあるでしょう。

 

その場合は今節と同じ構図。

 

しかし個人的にはチェルシーの守備の弱点を突いて真っ向勝負をしてくると思っています。

 

昨季はワトフォードボーンマスとの2連敗で崩壊したので今季はシーズンダブル決めてやりたいですね。