Blues' notes

ロンドンの青いフットボールクラブ、チェルシーの試合やニュースについて思うままに書いてます

EL 第1節 vsPAOK(A)

[試合結果]

チェルシー 1 - 0 PAOK

ウィリアン 7'

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ケパ 6

ザッパコスタ 6

リュディガー 7.5

クリステンセン 6.5

アロンソ 6.5 → アスピリクエタ 6

カンテ 6

ジョルジーニョ 6.5 → ファブレガス 6

バークリー 7

ペドロ 6.5

モラタ 5 → ジルー 6

ウィリアン 7.5

 

サッリ監督 5.5

 

MOM アントニオ・リュディガー

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ケパ 6

特に危ないシーンはなく、攻め込まれた最後の10分を冷静に締めた

 

ザッパコスタ 6

WGで使われた時のような積極性が見たかったが、可もなく不可もないプレーに終わった

 

リュディガー 7.5 MOM

正確な楔のパスを何本も通し、攻撃のスイッチに。先制点もそこから生まれた

今季のパフォーマンサはサポーターからも絶賛されており、完全に一皮向けた感がある

 

クリステンセン 6.5

ライン統率は優れていた

ボールコントロールや判断も危なげなく、ルイスにプレッシャーを与える出来

 

アロンソ 6.5

攻撃参加は冴え、裏のスペースを突かれることもほぼなかった

切り返しまでは完璧だったシュートチャンスを決めていれば文句なし

 

カンテ 6

相手が相手だったのでいつもより見せ場はなかったが、敵の嫌がるスペースに顔を出す動きは徐々に良くなっているように感じる

 

ジョルジーニョ 6.5

浮き玉になった落としを正確に処理して、先制点の起点に

 

バークリー 7

スペースへのフリーランは回数、タイミング共に素晴らしかった

彼の3人目の動き出しから引き付けてウィリアンへラストパス、先制点を生んだ

 

ペドロ 7

GKのファインセーブに遭ったカットインシュートや、果敢なプレスから奪ってチャンスメイクしたシーンなどELでもPL同様の強度を保っていた

接触による怪我が長引かないといいが…

 

モラタ 5

シュート7本で枠内はゼロ。なかなか2点目が取れない大きな原因になってしまった

ポストプレーや体のキレは悪くないが、結果が出せないと好調のジルーに序列で負けてしまうのもやむを得ないか

 

ウィリアン 7.5

敵のSBにとっては悪夢だっただろう

何度もドリブルで引き剥がして決定機を演出した

機を見た抜け出しから先制点

 

サッリ 5.5

正直もう少し大胆なターンオーバーをしても良かったのでは

カンテ、ウィリアン、ペドロはもう少し休ませたかった

 

*80分で寝落ちしました。

控え選手に関しては特に良かった悪かったという情報は無いので6とします。

 

[感想]

私は前節で述べたように若手の起用に期待していましたが、比較的堅いメンバーで臨んだEL初戦。

ギリシャというかなり離れた敵地。そして相手は熱狂的なサポーターが多いクラブとして知られるPAOKだけに、監督の慎重な選手起用は理解できます。

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発煙筒が焚かれるPAOKの本拠地STADIO TOUMBAS

 

若手がのびのびとプレーできるホームではしっかりと使ってほしいです。特にオドイとアンパドゥはトップチームでのプレーで萎縮するような選手ではなさそうですから

 

試合は終始チェルシーが支配するも、7分の先制点以降はなかなか追加点が生まれませんでした。

 

個人のパフォーマンスで触れるならば、まずは2人のCBでしょう。出色のパフォーマンスだったリュディガーと、ルイスに比べチャレンジングなパスは少ないもののカバーリングやボールタッチに安定感のあったクリステンセンは共に素晴らしい出来でした。

 

逆に悪かったのはモラタ。

前節のペドロのように彼の日ではなかったと言いたいところですが、シュート7本で枠内ゼロはCFとしては致命的。特に彼はこの試合だけでなく昨季から決定力不足を指摘され続けています。ジルーがポストプレーヤーとして強みを見せつけている中で今日のパフォーマンスは彼の立場を悪化させるものになってしまったと思います。

 

個人的にモラタについて

なぜ足でのシュートが決まらないのか、思ったことを書きます。あくまで1年と少し見たイメージですが…

 

1. シュート前のボールの置き所が悪い

少し遠かったり近すぎたりすることが多いです

 

2. GKの位置を見ない

PAOK戦で言えば19分手前のシュートシーン。ニアの高めがかなり空いているがファーに蹴って外しています

 

3. GKとの距離感を詰めすぎる

余裕があるときは2の例とは逆にGKを何度も見てしまい、シュートコースが無くなることが多いです

例として印象的なのは、昨季CLアウェーのアトレティコ戦後半、アザールのロングパスからオブラクとの1対1を右に外すシーンです

 

4. 当てれば良い場面で足を振る

これはクロスへのアプローチ。

ワンタッチゴールが上手い選手は低いクロスボールをインサイドの面で当てて流し込みます。(ケイン、ロナウドなど)

速いボールは勢いを殺すように沈めます。(ジェズスが得意なプレー)

しかしモラタは足を振ってふかすことが多いです。

 

これらはあくまでイメージ。データなどは無いですし他にも原因はあります。とにかく彼が改善点に気づき、メンタル面でも自信をつけることが大切です。

 

サッリ監督にとってELがどのような位置付けなのかはわかりませんが、過酷なPLで4位以内に入れなかった保険としても少なくとも決勝まで勝ち進むのは至上命題です。その中で若手の起用も期待するというのはサポーターのわがままかもしれませんが、プレシーズンの若手2人のプレーにはそれだけファンの心を掴むものがありました。

 

彼らを途中出場からでもプレーさせるためには、スタメンの選手たちが早く試合を決めることも必要です。

そういった面で今日、追加点がなかなか取れず最後は若干押し込まれる時間があったというのは監督からすれば期待通りではなかったはず。

 

接戦をものにするためにも、決定力にはこだわってほしいと改めて感じる試合でした。

 

日曜にはロンドンでウエストハム戦。日程的にも相手がロンドンのチームという意味でも苦しいですが、休みをもらったアザールらの活躍に期待です